地上波ラジオ/WEBラジオ

2007年09月23日

大晦日の

予定が早くも決定しました。


大晦日は・・・

「美佳子@ぱよぱよ年越公開録音スペシャル(仮)」
都内某所で年越公録です。
場所:未定w
ゲスト:未定w


今日は高橋理恵子さんがゲストでした。
たかはしむーんのなんとも言えぬマッタリ感♪
演劇集団円の公演ももう間近ですな・・・
ちなみにぱよネームはこだまんだったか
うずらんだったか忘れちゃったけど
どっちかのチョイスで「おどろきヘッドホン」

っていうかうずらんがチームディスカバリーが
好きだったとは。意外でしたね。USポスタル。
ちなみにボクはCSCのカルロス・サストレ
が好きなのでブエルタ期間中は、寝不足です。


さぁ次回公録も土曜日。10月13日。
ゲスト:井上麻里奈殿です

2007年09月08日

地球と月のかけら 2007年09月8日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


みなさんこんばんわ。土曜日のこの時間いかがお過ごしですか?木村まどかです。この番組は、夜のひとときに安らぎと癒しをお届けする朗読ドラマ番組です。そして今回は番組にステキなゲストがいらっしゃってます。早速ご紹介しましょう。石毛佐和ちゃんです。パチパチパチ〜(笑)

こんばんわ〜石毛佐和です、こんばんわ〜
こんばんわぁ
「安らぎと癒し」からは程遠いですが〜よろしくお願いしまーす
うふふふっ ぜひ、よろしくおねがいします。はい、前回は一緒に朗読に参加してもらいました。ホントありがとうございました。ね、今日は佐和ちゃんと一緒にゆっくりお話していきたいと思います
よろしくおねがいしまっす
はい、よろしくお願いします。ふだんはプライベートでなんかこう良く話すけど、こうやって向かい合ってこういうところでお話しするってのが・・
ホントね、申し訳ない言い方だけど、ちょっと仕事っぽくない印象だね、これね(笑)
なんかね?ちょっとお茶をしている感じって言うか
そうそうそう。私たちって番組でやっぱり一緒になったものの、そう、プライベートでの付き合いの方が結構長いから〜。こないだも花火やったりとか。ご飯行ったりとかなので、ちょっと不思議な感じはしたりしますっ
はい、ちょっと私たちの仲の良い感じを皆様にも聞いていただこうかなっと思ってますが、はい。お願いいたします。今回のこの朗読・・・はどんな感じでしたか?
高校時代とか中学時代の仲間たちって、全然会えなくなっちゃうことが多くって、うーん、なんだかその時代を思い出すきっかけとかにはなりましたね。あの子どうしてっかなー、とか。あの時あんなことあったなー、とか。その当時の夏の匂いってのかな、そういうのもちょっと思い出した感じがしました。
そう、なんか、このお話、前回のお話みたいに、こう、やっぱりそのときだけ、とかっていうのが、どうしてもね学生時代って多くなったりとかしちゃうからね
なかなかそれぞれの生活とかが出来てきちゃうと、そう、まめに連絡をするってのが出来なくなっちゃうから、なんかこういうのをきっかけに、またお付き合いが生まれたりとか、なんか良いなーって思って。
なんかそのときってとってもその、なんだろな、必死で、みんな一生懸命でそのときは、もうホントに仲良かったりするから、そのときの一緒にすごした空間とか時間とかって言うのは、絶対になくならないし、やっぱりそうした大切な時間を一緒に過ごして仲間って、大切だなーと思ったりして。
でもステキなエピソードでした。
ねぇ!ホントに。そういうの思い出すきっかけには、ホントになるなーと思って。
そう、暑中見舞いとか残暑見舞いとか出したくなるようなお話でしたー
ね、実際出したりとかはしましたか?
わたくし、すいません文明の利器に頼りまして、暑中お見舞い「メール」を(笑)
あ、だけど出したんだね〜
そう、あの、なかなか連絡しないお友達とかって、あのー、そういった機会じゃないと恥ずかしくって送れなくって、だから中学に留学しちゃったお友達とか、そういうのに今年は送りましたね。
なるほどなるほど〜。あと、この番組は毎回テーマと場所にちなんだ朗読をお届けしてるんですが、前回までは「向日葵」と「図書館」一緒に語って頂いたものなんですけど、なんかあの佐和っちは、図書館とか向日葵とか、こう思い出とかってありますか?
図書館はね、足音が好きなのね。図書館の足音って響くじゃない?あの感じがすごい好きなの。でも、安心するって言うかは緊張するし、身近かっていわれれば、特別な場所なのね。で、えっと、なにかやっぱり調べ物をしたりすると行くけど、なんかねちょっとやっぱり、静かなのは耐えられなくって、誰か歩いててくれないかななんて思うんだけど。うん。
なるほどね、確かにシーンとしてるよりは、誰かこう居るっていうのがわかったほうがちょっと安心するよね〜
うん、良いかも。まどかは?
あたしは、あんまりその、なんだろ、本を読むっていう習慣がないから〜
あ、一緒よ、一緒。(笑)
ちょっと緊張する場所。
だよね、だよね(笑)そうなのそうなの。
けど、嫌いではないかな。やっぱりこう、いろんな人に手にとって貰ってきた本たちが一杯あるって言うのは、真新しくはないものたちがいっぱいあるから、そうなんか落ち着きがあるって言うか、安心感がちょっとあるかなって
良いこと言う。良いこと言うよ、うん。これからだって9月10月と、読書の秋だからね?行くか?・・・行かないな(笑)
一緒に行こうかぁ〜?
行くか?じゃあ、行く事にしま〜す(笑)
はい、そんな感じで、というわけでですね、今回は石毛佐和ちゃんといっぱいいっぱいお話をしてまいりました。ホント有難うございました〜。
ありがとうございました〜

今夜もお別れのお時間になりました。今回もゲストに石毛佐和ちゃんをお招きしてお送りいたしました。えとですね、告知などありましたら・・・
ありがとうございます、私あのシンガーソングライターのお友達とライブ主宰をやっておりまして、9月15日に名古屋のナディアパーク・ヤマギワソフトさんにて、歌ありトークありのイベントを夕方からさせていただくことになりました。そして、翌日、大阪日本橋Platzさんという場所で、関西ライブが決定しました。で、これメンバーっていうのがですね、同じ作品でご一緒させていただいた山川琴美ちゃん、そのお友達の綾倉朋子さんがTWO-NYIさんというユニットを組まれまして、そのTWO-NYIさんと、あと女性シンガーのRitaさんという方と、あと私とその主宰の女の子3組でオリジナルや、アニメの曲やら、いろんな歌を歌いたいと思っておりますので、ぜひぜひいらしてください、と。よろしくお願いいたします。
はい、番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.netです。さて、ここで次回から始まる新しい物語のテーマと場所を発表しましょう。次回からお送りする物語のテーマはコチラ・・・「顔」。そして場所はコチラ・・・「デパート」。どうしてこのテーマにしたのかということは、番組の公式ホームページを是非ご覧ください。
はい、佐和ちゃん、2週にわたって、ありがとうございました。
ありがとうございましたー
なんか、こう不思議な感じだったけど。
あはは(笑)そうだねー。私たちとしてはね、なんかもっと普段のおしゃべりを届けるべきなのか、「佐和ちゃん」って言われるのもちょっとね(笑)
あ、そうだねー。普段「佐和っち」って言ってるからね
そうそう私も「まどか」って呼び捨てしてるから、なんか皆さん伝わりましたかね
ほんとありがとうございましたー。それではそろそろお時間です。来週も物語のかけらを探しに行きましょう。お相手は木村まどか。そしてゲストは・・・
石毛佐和でしたっ。

2007年09月01日

地球と月のかけら 2007年9月1日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今回のテーマは「ひまわり」。
物語の場所は「図書館」です。
第4話。

----------------------------
【夏の種】

久しぶりに足を踏み入れた図書館は
まるでそこだけ時間が止まっているみたいに
静かな空気が流れていた

「あれ?」

何気なく手に取った分厚い本
古びたページの間からコロリと落ちてきたのは
カラカラに渇いた 一粒の種だった

「これ、ひまわりの種?」

それを手にした途端
砂浜に波が打ち寄せるように
ザーっと 記憶が蘇ってきた

アスファルトの焼ける匂い
キリッと冷えたソーダ水
止む事を知らないセミの歌
それから あの太陽

十五歳の八月
私は夏の真ん中にいた

溶けてしまいそうに蒸し暑い放課後
いつまでも教室に残っているのは
葉月と私の二人だけだった

下敷きでいくら仰いでも
汗はポタポタと頬を伝って
制服の胸元を濡らしていく

「うあぁ・・・あっつぃ!
 なんでうちの中学って、クーラーないのかなぁ」

「ねぇ、彩。目つぶって〜」

「えぇ?なに?」

「いいから。」

「うん。」

「じゃ、次は口あけて」

「はぁ?やだよ。
 葉月なんか変なもの入れる気でしょ」

「うふふ、入れないから〜、ほらっ」

「うーん、、、あ゛っ」

「よしよしっ」

直後 小さな固い粒が舌に触れた

「ぶっ!嘘つき!何入れたのぉ?」

「ただの種だよ、ひまわりの。
 ひまわりの種って、食べられるんだって」

「ホント?」

「まぁ、これは食用のじゃないけどね」

「もぉぉぉー!」

「ふふ。ねぇ、まだたくさんあるから
 この種みんな植えちゃおうよ?
 来年、そこがひまわりで一杯になったら
 すごいと思わない?」

そういって葉月は
小さな子供みたいに笑った
彼女はよく
思いもよらないようなことを言い出しては
私を巻き込んだ

「葉月ー!今ので最後の一個だよ」

「わぁぁ、、、よーっし。
 これで来年の夏は一面のひまわり畑だ!」

「うふふふっ」

「あはははっ」

それが葉月とした最後のいたずらだった

私たちは受験前の秋冬を慌しく過ごし
春には別々の高校に進学した

あれから 七年経つんだ
咲いたのかな あのひまわり

私が葉月とひまわりを
見に行くことはなかった
私は目の前の高校生活で手一杯で
たぶん葉月もそうだったんだと思う
以来彼女とは一度も会うことなく
私たちは大人になった

「懐かしい・・・
 葉月、元気にしてるかな」

遠い時間を一緒に歩いた大切な友達
今は隣にはいないけど
あの暑くて短い夏は
確かに私たちのものだった

もしもこの先いつか
彼女とまた出会えたら
二人であの夏の続きをしようか

まずは
この太陽みたいな花の種を埋めて

----------------------------

というわけで今夜の物語「夏の種」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、峰倉かずや先生原作「WILD ADAPTER」のドラマCDのシナリオを手がけられていらっしゃいます、ツヤマ・フユカさんの脚本でお送りいたしました。しかも今回はですね、石毛佐和ちゃんと一緒にふたりで朗読をしました。えっとですね、佐和ちゃんは次回登場いたしますので、お楽しみに。

はい、えっとですね、今回の作品はあの、前回まではですね、ひまわりそのものが出てきて、それに対するなんかこう、感じたこと、とかっていうのが表現されていて、で、今回はあの、ひまわりの種っていう、そのひまわりの一部なんだけど、なんか、そこからこうひまわり畑?こう、想像する、みたいな感じで、こういうのって、この中学生とか、なんだろな、純粋な気持ちを持った頃とかに、なんか、非常に想像しやすいことなのかなって思って、今の私だと、なんか現実的なことばっかり思ってしまったので、こういう発想力ってすごくステキだなーと思って、なんかこういう頃をちょっと私も思い出したなぁって思いました。

はい。番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から、私に聞いてみたいことまで、何でもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net、KAKERA@joqr.netです。次回は今回朗読に出演して頂きました石毛佐和ちゃんと一緒に、ゆっくりお話をしながら、お送りしたいと思います。お楽しみに。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年08月25日

地球と月のかけら 2007年8月25日

木村まどか「地球と月のかけら」

おやすみです。。。

2007年08月18日

地球と月のかけら 2007年8月18日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「ひまわり」。
物語の場所は「図書館」です。
第3話。

----------------------------
【陽だまりの図書館】

東京で暮らし始めて 随分経つ
大学に入るために上京したのが
18のとき
そのまま東京の商社に入って
気がつけば28
恋愛ももそれなりにしているし
仕事も充実していると思う

ただ なんとなく
生まれ故郷に帰ってきたくなった

「よーし、着いたー。」

バスを降りた私は 周りを見渡した
変わらない景色 懐かしい薫り
まるで時間が止まっていたかのような
この場所
大きな青空の演出を受けて
思い出が蘇る

「帰ってきたんだなー、ホント。」

そう思ったら
微笑が自然に生まれた

そして 私は
大好きなあの場所に向かう
思い出のあの場所に

バス停から10分くらい歩くと
小さな丘が見えてくる
その丘の上には大きなお屋敷
そのお屋敷は図書館として開放されて
街の人たちの憩いの場になっている

この図書館が 私の思い出の場所

今でもはっきりと覚えている
当時私は高校一年生だった
丘の上に住む資産家の方が亡くなって
遺言に従い
屋敷が開放されることになった
資産家の方が
大変な読書家だったこともあって
その屋敷は図書館となった

もちろんそのままでは
図書館としては不足するため
街の人たちからボランティアを集めて
少しずつ本を集めていくことになった
私はそのボランティアに応募した
街の人たちから
要らない本を集めに一軒一軒歩いた

少しずつ 少しずつ
集まっていく本

大きくなっていく図書館が楽しくて
私は毎日のように
図書館に通い続けた

私の図書館

今でもそう思っている
あのときのまっすぐな気持ちが
この図書館には詰まっている
あのときのまっすぐな気持ちが

青春を過ごした
この図書館を卒業して十年

私は大人になれたのだろうか
失ったもののほうが
多いのではないだろうか
ふとそんな気持ちが前に出てくる
おんな思いにふけりながら
私はいつも座っていた席に着く

高校時代のあの頃
私はいつもこの席に座っていた

本を読み
息をつくように窓の外を眺める

こんなふうに

「え?ひまわり・・・」

いつも見ていた窓の外に
あの時にはなかった
向日葵が咲いている

新しい景色を彩る黄色の花は
鮮やかに心に写り込んでいく

変わらないものはない
そんな当たり前のことを噛み締める

そして私は 前に進んでいく

----------------------------

というわけで今夜の物語「陽だまりの図書館」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、Gitokuさんの脚本でお送りいたしました。ただいま、ドラマCD「覚醒のHERMIT」1巻と2巻が発売中です。みなさんこちらも是非聴いてみてください。はい、えっと、Gitokuさんの作品は今回2回目ですね。はい、ありがとうございます。えっと、この最後の方に出てきた「変わらないものはない」っていう言葉が、とても私は印象的で、ね、こう、何ていうんでしょうね。私もこう、なんですかね田舎に帰ったときとかに、こう、一年ぶりとかに帰ると、たった一年って私は思っているのに、周りの建物が、例えばあの近くにあったリンゴ畑があった場所が、いきなりこう全面、家とかになってたりしたんですよ、実際。なので、あたしからすると、こう、小さい頃に当たり前の用に遊んでいたリンゴ畑、リンゴの木の下で遊んでいた風景が、まったく無くなってしまっていたのが、「あぁー?」と思って、やっぱりこう、すっかり変わった姿だったから、ちょっと驚いたり、あとはなんかやっぱり少し寂しかったりとか、うーん、なんかちょっとずつ変わっていくんだなーとか思っていたのを、思い出して。けど、なんか発展的な変わり方なんだろうな、とも思ったので、寂しさだけじゃなくて、こう、楽しさというか、明るさっていうのも感じたから、きっとこの人もそういう感じで、感じたのかなーと思ったり、私はしました。ね、みなさんは何かそういう風に感じたことはあったりしますかね?

はい。番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から、私に聞いてみたいことまで、何でもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net、KAKERA@joqr.netです。はい、次回この番組にゲストが来てくださいます。はい、石毛佐和ちゃんです。ね、あの二人でどんな物語をお送りできるか、とても楽しみなのでね、みなさんも是非是非楽しみにしていてくださーい。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年08月11日

地球と月のかけら 2007年8月11日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「ひまわり」。
物語の場所は「図書館」です。
第2話。

----------------------------
【笑顔の訳は】

「わぁーーー、あっつーーい・・・
 もう三日連続ですよー、、、」
 
真夏日が続く8月のとある日
私は今日も先輩と一緒に
炎天下の町を歩いていた

私の仕事は 取引先を一軒一軒回って
事務機器の調子を伺うこと
先輩のユウカさんについて回るようになって
今日で三ヶ月になる

「でも、、、先輩はよくバテないなぁ・・・」

先輩はこの道十年の大ベテラン
今日もつらい顔ひとつせずに
笑顔で仕事をこなしている

「ステキな笑顔っ・・・
 私も先輩みたいに
 笑顔を絶やさないように
 しないといけないなぁ」
と思う

でも やっぱりこの暑さは堪える

「じゃあ、いつもの場所行こっか」

そんなとき決まって先輩は
そんな声をかけてくれる
そして先輩の声に導かれるように
私はいつもの場所にたどり着いた

そこは 先輩が大好きな場所

「はぁー、やっぱりいいですねっ図書館は」

「そうでしょ?じゃあ、30分後。
 ここで待ち合わせね」

そう言い残すと先輩は
本の森の中に消えていった

いつもの私なら その後は
その辺のベンチに腰掛けて
時間までボーッとする
でも 今日の私はいつもと違った

私は先輩の後を追いかけ始めた
ここは先輩が大好きな場所

でも先輩は いつものこの場所の中で
どこにいるのだろう

数週間前から そんな疑問が
湧いていたのだ

何度か先輩に直接聞いてみたけど
先輩は はぐらかすばかり

「今日こそ突き止めよう
 先輩がどこで何をしているのかを」

先輩の後を追いかけて
森の中に足を踏み入れる私
でも ここの図書館は
町でも有数の蔵書を誇る
規模が大きいということは
当然建物も巨大になるわけで

「あれ?先輩、どこ行っちゃったんだろ?」

案の定 先輩を見失ってしまった
しかも気がつくと
今自分がいる場所がどこなのかも
わからなくなっている
完全に進むべき方向が
わからなくなってしまった

どうしよう
待ち合わせの時間 もうすぐなのにっ

まるで親を見失った子供の様に
不安になった

どうしよう
このまま先輩に会えなかったらどうしよう

言い知れない不安が胸の置くから
どんどん湧いてくる

「誰か・・・私を助けてっ」

そして 私が不安な気持ちに
押しつぶされそうになっていたそのとき

「こっちですよ、迷子さん」

気がつくと 目の前に
先輩が笑顔で立っていた
別れたのが数十分前なのに
とても懐かしい感じがした

先輩に会えた安心感からなのか
途端に涙目になる私

「しょーがない子ね
 そんな泣き顔じゃ
 向日葵に笑われるわよ、ほら。」

先輩に促されて顔を上げる
すると窓の外には
たくさんの向日葵が咲いていた

「向日葵ってすごいよね
 どんな時でもお日様に向かって顔を上げる
 だから私 この場所がすきなの」

向日葵は まるで笑っているみたいだった
そして向日葵を見る先輩の顔は
向日葵に負けないくらい
眩しく輝いていた

先輩の笑顔の秘密が
少しだけ解ったような気がした

----------------------------

というわけで今夜の物語「笑顔の訳は」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、当番組の構成作家であるチャーリーさんの脚本でお送りいたしました。あー、もうなんか、こういう先輩がいるとか、こういう場所があるとか、っていうのが私には、こう直接的になかったので、そういう存在があるってだけで、ステキだなーと思って。あとはこの、笑顔の秘密って言うその言葉もすごい好きだし、この向日葵からもらえてるんじゃないかって言う、そのパワーって言うのが、とってもキラキラしてて、あ、そうだよね、確かに私も今日ちょうど来るときとかに向日葵見つけて、道端に。なんかそれを見たときに、あ、あたし上向いてるって思ったら、それだけで元気になったから、そういう感じなのかな?と思って、なんか正に私さっきこれを感じられたと思ったのを、なんか思い出して、そうそうこういうことってあるんだよなーって思ったんですけど、 そんな、感じ・・・でよかったですか?チャーリーさん(笑)・・・よかったです、はい。みなさんはどんなことを感じられましたでしょうか。

はい。番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から、私に聞いてみたいことまで、何でもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年08月04日

地球と月のかけら 2007年8月4日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「ひまわり」。
物語の場所は「図書館」です。
第1話。

----------------------------
【微笑みの光景】

「よし、今日はこの位にしておこう」

高校三年の私は図書館に来ている
目的は勉強
現役で合格するためには
この夏が勝負だ

母親の薦めで始めた図書館通いも
今日で十日
いつもの席について
黙々とシャーペンを走らせる
勉強する姿も板についてきたなぁ
と 勝手に思い込んで
さっすがあたし なんて
小さくつぶやいてみる

そんな浮かれたおバカに
小さな少年の視線がひとつ
思わずお返しに照れ笑いをひとつ
そのお返しに しかめ面がひとつ

「え?」

しかめ面を返された私は
思わずたじろいだ

小さな少年は さらに腕を組んで

「うーん」

と うなっている

どうやら怒っているわけでは
ないようなので
少しほっとする

「なんだろう?」

と 私が思うと
今度は目の前の絵本を広げだした
そしてもう一度

「うーん」

と うなる

「ああ、そういうことかっ」

絵本でわからないところがあって
困っている
それで助けてほしくて
一生懸命自己アピールをしているわけか

私は小さな少年の気持ちに気がついて
声をかけてみた

「どうしたの?」

すると小さな少年は
みるみる笑顔になっていった
その吸い込まれそうな笑顔は
私に幸せを運んでくれた

けど そのあとに貰った
無邪気な質問に
私は思わず

「うーん」

と うなってしまった

「ひまわりは 
 どうしておひさまににているの?」
 
そんなこと考えたこともなかった
小さな少年の絵本には
大きな向日葵が
お日様のように描かれている

素朴な疑問
この答えは
参考書にも載っていない

もちろん受験にもでないし
問題にすらならない

ただ 私を見つめる
小さな少年には
大きな問題だ

なんとかしたくても
気の利いた答えは出てこない
困り果てる私

そこに少年のお母さんが
迎えに来た
少年は駆け寄り
同じ質問を始める

するとお母さんは
あっけないくらい簡単に答えた

「ひまわりはおひさまに
  なりたかったのかな」

少年は目を輝かせて

「きっとそうだよ!」

と 何度も頷いた

私も

「きっとそうだ!」

と思って 何度も頷いていた

その後 少年は帰っていったけど
私の心に あたたかく残る
何かがある
思い出すたびに嬉しくなる

それは
お日様を見つめる向日葵のように
いつも私に 微笑んでくれた

----------------------------

というわけで今夜の物語「微笑みの光景」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、「覚醒のHERMIT」の原作者、GITOKUさんの脚本でお送りしました。現在「覚醒のHERMIT」は、ケータイアニメディアで小説が連載中です。皆さん、覗いてみてはいかがでしょうか。今回の物語は、少年の純粋さがとっても際立ってて、私は「はぁ」っとしました。私、そう、この物語を読んだときに、私が例えば同じ質問をされたら、どう答えるかなぁと思っていて、そうきっと、この高校生、「なっちゃん」っていうんですけど、なっちゃんと同じで「うーん」って、一緒になって唸っちゃうなぁとか思っていて、ね、なかなかちょっと思いつかなかったんですよ。で、なんだろ、このお母さんは「フワッ」と、さも当たり前のように、こう答えてくれてたじゃないですか。だから、「あ、お母さんってすごいなぁ」と思って、で、私がもしお母さんになったら、こんな風に、このお母さんと同じように、パーっと答えられるのかなぁ?と思って、なんかこう、子供って他愛もないとっても純粋な質問を、日常で一杯してくるじゃないですか。だからそういうときに、お母さんが子供の夢を壊さない感じで、一個一個丁寧に答えてあげられるようになれたらなーとか、すごい思って。うーん、けどなぁ・・・私っていうその人格は変わらないから、どんな風に答えるんだろうって思って、なんかこういうお母さんみたいに、子供の純粋な質問に、飾らないけど嘘をつかないでいられるような答えを返せるような大人になりたいなって、思いました。な、ちょっと答え見つけられなかったのは残念だったんですけど、はい、皆さんもちょっと、探してみてはいかがでしょうか。

はい。番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年07月28日

地球と月のかけら 2007年07月28日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


みなさんこんばんわ。土曜日のこの時間いかがお過ごしですか?木村まどかです。この番組は、夜のひとときに安らぎと癒しをお届けする朗読ドラマ番組です。学生の皆さんは、えっと夏休みに入った感じですよね。どんなことして過ごしていますか?私はですね、すごい覚えているのは、中学生のときかなぁと思って、中学校のとき私、部活で吹奏楽部に入っていたんですよ。だからあの、ほぼ毎日、朝から夕方までずっと学校で練習、練習でしたね、はい。えと、なんか吹奏楽部で私フルートをやってたんですけど、あの、夏の間、教室で練習をそれぞれの楽器ごとにやってたので、教室にクーラーのない学校だったから、口の周りとかがすごい汗でデロデロになるんですよ(笑)あのフルートって、口でくわえて、リードをくわえてっていう楽器じゃないから、あのちょうど唇の下とかにおくから、もうツルツルすべって、練習にならなくて、みんな「夏はしんどいね」って言いながら、踏ん張ってコンクールに向けてたっていう思い出が強いですね、なんか。そう、だからね、吹奏楽とかの曲を聴くと「あぁ、私もやってたぁ」って、ちょっと思い出したりします。はい。あと、あれかな。小学校とかになっちゃうけど、ラジオ体操とかは、ねぇ、七月の間とかって行きますよね、みんな。スタンプ目指して。ね、毎日行かなきゃ、みたいな感じで。みなさんズルして行かなかったりとか、ないですか?大丈夫ですか?早起きは三文の徳とか言うので、ね、みんな今も頑張って、やってみてはいかがでしょうか(笑)

今週は、番組に届いたお便りを出来るだけたくさんご紹介します。ラジオネーム:パンプキンマンさんから頂きました。ありがとうございます。「木村さん、こんばんわ。以前、天ぷら饅頭のお話がありましたよね?実はボク、食べたことがあるんです。味は普通のお饅頭とあまり変わりありませんが、まわりの衣がサクッとして、普通のお饅頭より美味しいんです。揚げたては熱いんですけど、味がしっかりして最高ですよ。」おぉー、ありがとうございます。あ、いいですねいいですね、そうだそうだ。天ぷらお饅頭の話をしましたね。っていうか、えっと、な・・・い・・・ようなんですが(笑)どちらにありますか?なんか、、、、ディレクターさんが「ふふーん」って(笑)そっか、ないんですね。残念です(笑)そうなんだ、へぇ。お饅頭とあんま変わんないんだ。けどあんまり変わんないって事は、えっとじゃあ、お饅頭が苦手な方には結構食べやすいんですかね?サクッとしてるっていうのは。ね?そっかぁ。いいな、余計ちょっと食べたくなった。言っとこ、もっと。楽しみにしてます。ニコッと笑ってくれたから大丈夫かな?(笑)はい、ありがとうございまーす。

それでは続きまして、ラジオネーム:カイタさんから頂きました。ありがとうございます。「いつも楽しく聞かせていただいてます。テスト期間で切羽詰っているときに、この番組は充分すぎる癒しを与えてくれます」おっ、ありがとうございます。「テストということで質問なのですが、まどかさんが学生の頃、どの教科が得意、または苦手でしたか?宜しかったら理由も併せて教えてください。では、これからも頑張ってください、応援しています。」おっ、ありがとうございます。そっか、ちょっと前とかだとそうですよね。学生さんとか、お疲れ様です。夏休み、ちょっと楽しんでください。えーー、わたし学生の頃・・・得意なのは、「工作」でした。図工とか、これちょっと小学校の頃になっちゃうのかな?私、あのー、結構細かい作業が得意で、なのでこう、模型とか、若干男の子が得意そうなことが、得意だったんですよ。なので、、、あっそう、夏休みとかっていろいろ作ったりするじゃないですか。そういうのとかも得意で、こうなんか、作品展みたいなのに出品させてもらったりとかはしてましたね。そう、男性に交じって。ってか男子に交じって。「美術」とか、絵を描くのはちょっと苦手だったんですけど、そう、それは得意で、女子の手伝いとか、してみたりしてました。はい、で、苦手なのは、、、いっぱいあるんですよね(笑)正直、もう「社会」も「数学」も「英語」も「国語」も(笑)。全部ほとんど苦手だったから、うーん。テストって言うと工作とか入んないですかね?ですかね?あぁ、そうだ。えっとどうしよう。えっと・・・。ま、なんとかなるさ(笑)。だって、赤点・・・赤点は、まだ取ったことがないので、赤点はそうそう、赤点をとらないくらいギリギリのラインで閉めておけば、きっと成績は何とかなるんじゃないかと。ね。あとは、なんだろな。例えば中学生だったら、こう「高校ここ入りたいな」とかって目標があったら、そこの学力とか大体わかると思うので、そこを目指してギリギリ頑張っていけば、私ぐらいのオトナにはなれるかと思います(笑)。こんな悪い見本言っちゃいけないのかな?なんだろうな、例えば、その1教科でも好きなのがあったら、それを目指して、得意にしていけば、きっと楽しく出来るんじゃないかなと思ったりします。はい、なんかあまり参考になんなくてごめんなさい(笑)。はい。たくさんのお便り、有難うございますっ。

今夜もお別れの時間になりました。はい、今日はなんかちょっと私も学生の頃の夏休みとかを思い出して、ちょっと楽しかったです。はい、今週はリスナーの皆様からのお便りをご紹介しましたが、次回、また新しいテーマと場所の物語をお届けします。次回からお届けする物語のテーマはコチラ・・・「向日葵」。そして場所はコチラ・・・「図書館」。どうしてこのテーマにしたのかなど、詳しいことは、番組の公式ホームページがありますので、そちらをご覧ください。はい、えっと、「向日葵」に対して、「図書館」ときましたね。はい、「図書館」っていうと、私はあまり、利用していなかったので、あれですけど、、、なんだろうな、こう、閑散としてて、とてもこう、落ち着ける場所?っていうんですかね、とっても静かなイメージがありますね。はい、「向日葵」というと、私は外のイメージがあったので、どんな風に来るか。とても楽しみです。というわけで、次回からはじまる「向日葵」と「図書館」にまつわる物語をどうぞお楽しみに。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。


2007年07月21日

地球と月のかけら 2007年07月21日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「ハガキ」。
物語の場所は「田舎」です。
第3話。

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【思い出の中に】

失くしたものは数え切れない
空に沈む夕陽も
静かに押し寄せる波も
私は知っていたはずなのに

人はこの場所を私の田舎だという
けれど実感はまったく湧かなかった
それが
記憶喪失というものなのかもしれない

葉書の住所を頼りに
ただひたすら
舗装されていない道を歩く

葉書に書かれた住所は
たぶんそこの道を右に曲がったところ
その先には 古びた一軒の家があった

私はひとつ深呼吸をする
澄んだ空気は体に染み渡る気がした

「すみませーん?」

いくら待っても
返事は聞こえてこない
事前に連絡は入れてある
留守だったら勝手に入っていい
と言われていたので
私は少しためらった後
家の中に入ることにした
外にいるには日差しがきつすぎる

ここは私の実家  らしい
実家だといわれても
何も思い出せないし
第一 
娘が記憶喪失になったと知ったら
普通は心配で
留守になんてしないだろう

大体 電話で連絡した時だって
驚くことすらなかったし
病院にさえ 駆けつけてこなかった
もしかしたら 記憶をなくす前の
私たち親子の関係って
ものすごく悪かったんだろうか

とりあえず
私はリビングらしい部屋へと進む
案の定 そこはリビングだった

「なに・・・これ?」

目の前に広がるのは 私の小さい頃に
撮ったと思われる写真とか
幼稚園で描いた様なイラストの山
私は思わずその場に座り込んで
一枚一枚 丁寧に見ていく
もしかしたらここに
私の記憶の断片が
眠っているのかもしれない

何枚か見終わったころ
一枚の紙切れが不意に出てきた
それは明らかに過去の物ではなかった

「あなたがこれを読む頃、
 母さんはお父さんの入院している病院に
 看病に行っていると思います。
 せっかく帰ってくるのに
 家に居てやれなくてごめんね。
 記憶をなくして辛い思いをしている
 でしょうけど、あなたは間違いなく
 私の大切な娘だから 安心しなさい」

ほほを涙がつたった
ちゃんと私の居場所はここにある

大丈夫

はじめてそう思えた瞬間だった

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というわけで今夜の物語「思い出の中に」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、ユウリ・ハルカさんの脚本でお送りしました。はい、今回の物語は、あの・・・わたし正直、一回パーッと黙読をしたときに、涙が出てきてしまって、そうなんか、今思い出しただけでもちょっとグッと来るんですけど、あの、なんでしょう、私はこれを読んで、自分が「ここにちゃんと存在していいんだよ」、っていう場所って、こう明確に記される事ってなかなかないじゃないですか。それはこうキチンと、この場合はお手紙だったけど、その、なんだろう、文字で教えてもらえるとか、言葉にしてもらえるって、すごく嬉しいことだなーとか思って、なんか、あ、「私ちゃんとここにいていいんだ」って思えるんだなっていうのが、ありましたね。私もそういう場所を常日頃、探しているって言ったら変ですけど、でも私の場合は家族の下にそういうところを感じているから今ここにいられるんだなと思って、んー、皆さんもきっとそういう場所を、もしかしたら感じてないかもしれないけど、きっとみんなにあるんだなーと思ったら、あったかくなりました。あと、このなんかお話って、いろんなものが明確にされていない書かれ方をされているので、そのなんかこう、どうして記憶喪失になったのか、とか、なんで今実家に向かって行ったのか、とかっていうのって、みんなそれぞれ聴いている人が想像して下さったらいいなと思って、人それぞれね、いろいろ、こうだったのかな?とか、いう考えがあると思うので、そういうのでもっともっとこの物語が膨らんでいくんじゃないかな、っていうふうに思いました。はい。

番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net、KAKERA@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年07月14日

地球と月のかけら 2007年07月14日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「ハガキ」。
物語の場所は「田舎」です。
第2話。

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【梅雨が明けたら】

「へぇ。絵葉書かぁ。珍しいなぁ」

梅雨明けの足音が近づく7月のとある日
いつも通り仕事を終えて家に帰ってきた私は
ポストに一枚の絵葉書が届いているのを
みつけた

「誰からだろう?あれ?
 これ私宛じゃない。前に住んでた人宛?」

私が仕事の関係でこの町に
引っ越してきてもうすぐ一年になる

飾らない人たちが多く住み
飾らない町並みが自然と
心を落ち着かせる場所
私はこの町が気に入っていた

だから私宛じゃないこの絵葉書も
見捨てずに済んだのかもしれない

「探してみるかぁ」

そして
私はこの家に前に住んでいた人を
探すことにした
この葉書は ちゃんと本人に
届けなければいけない
なんとなく そう思ったから

その場所は驚くほど簡単に見つかった
私が住んでいる町営住宅は
都会のそれよりも人付き合いがあった


「海が見える丘、、、ここかなぁ?
 ・・・すみませーん!」

数日後 私は隣町にある
一軒の民家の前にいた

「あれ?鍵が開いてるのに、
 ・・・いないのかな?
 あのー、すみませーん!」

家の奥に向かって
誰かいないかと問いかける
でも何度呼びかけてみても
一向に返事がない
少しだけ あきらめそうになった
だけど 
困っている人がいたら声をかける
それが田舎のいいところ

「タカヨおばあちゃんなら
      多分いるわよっ」

「え?本当ですか?」

「おばあちゃん元々耳が遠ぐてね
 中に入っでみるといいわ
 多分いるから」

近所に住んでいるという
おばさんに促され 中に入ってみる

すると
確かにひとりのおばあさんがいた

椅子に深く腰掛け
海をじっとみつめるおばあさん

眠っているようには見えない
でも 
私が顔を覗き込んでいることに
全然気付いていないみたいだった

「最近じゃ目も悪くなってね
 朝から晩までずーっとそうやって
 海を見続けでいるのよー
 だがら、あたしが時々様子を
 見に来てるってわけ」
 
「そうなんですか・・・
 あのー!?おばあさん!?
 葉書が前の家に届いていたので!
 持って来ました!・・・って
 あ・・・聞こえないか・・・」

「うふふ・・・そう思う?
 ちゃーんとおばあちゃん
 わがってるわよっ」

「え?ホントですか?」

「えーー。んだから教えてあげて。
 その葉書になんて書かれているか」

「はい、えっと・・・
『コチラは先日梅雨が明けました。
 そちらはいかがですか?
 遠く離れていても、
 いつもあなたを想っています』」

おばあさんに向かって
私は葉書の中身を読んであげた
すると なんとなく
おばあさんが笑ったように見えた
ひょっとしたら
私の気のせいかもしれないけど

「あら、それラブレターじゃないっ
 おばあちゃんもながながやるわねっ」

絵葉書には南国のキレイな空が
描かれていた
この家から見える海と同じくらいの
青く澄んだ空が

「梅雨が明けたらここからも
 青い空、見えそうですね」

梅雨明け宣言が出されたのは
その次の日のことだった

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というわけで今夜の物語「梅雨が明けたら」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、番組の構成作家チャーリーさんの脚本でお送りしました。今回のは、なんかこのテーマである場所の「田舎」っていうのがすごいでてるあったかい作品だなーと思って、そう、多分都会から田舎に行った人って、こういう近所づきあいとかあんまり、、もしかしたら慣れてないのかなーって思って、私なんかだととても田舎の出身なので(笑)、そう「あ、こういうのあった、あったー」って思って、なんかみんな知らない人でも「入っちゃいな、入っちゃいなー」っていうのがあるので、そういう暖かさを感じる作品で、すごいなーと思って。あと、なによりこのおばあちゃまに対してラブレターが届くって言うのが、すごくなんか、いくつになってもそ、ういう恋心とか愛情とかっていって、こう、なくならないって、伝わるんだなーっていうね、またこう、あったかさがプラスされた感じで、ホワーっとしました。あの、おばあちゃんは出てこなかったら良かったんですけど、おばさんはどうだったでしょうか(笑)とてもハードルが高かったです(笑)はい。
番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年07月07日

地球と月のかけら 2007年07月07日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「ハガキ」。
物語の場所は「田舎」です。
第1話。

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【過去と未来と】

風がそっと通り過ぎて
私はふと 空を見上げた

「あーっ、やっぱり田舎だなぁ!」

この町に帰って来たのは10年ぶり
私は高校を卒業した後
大学進学のために上京した
そして 大学を出た後 就職し
東京でOLをしている

このあいだ突然かかかってきた電話は
母の持病が悪化して
体調が思わしくない というものだった
父も年老いて その電話は弱々しかった

私は今まで仕事が忙しくて
ろくに実家に帰っていなかった
なんて親不孝な娘だろう
こんな状況になって
やっと気付くなんて
就職してから有給休暇すら
使ったことがなかったけれど
思い切って長期の休みを貰って
ここへやってきた

だって 私は一人っ子で
頼れる兄弟なんていないから

実家に帰れば 想像していたよりも
母は元気で 私は胸をなでおろした
父も 思っていたよりしっかりしている

田舎に帰ってきて一週間が経ち
時間をもてあますばかり
だから 私は一日一回は
必ずこうやって散歩するのを
日課にしている
今日は帰ったら
昔の写真でも整理するかなぁ
私はのんびりと家路についた

「ただいまっ」

帰ってきたものの
両親はどこかへ出かけているようだ
私はとりあえず自分の部屋へと行く
私の部屋は 私が出て行ったときと
何も変わっていない

「アルバムはたしか・・・
 あの本棚の奥にあったハズだけど・・・
 ・・・あぁ、あったあった」

埃をかぶってたアルバムを適当に叩くと
私はページを静かにめくった
するとひらひらと一枚のハガキが
床の上に舞い落ちた

「なんだろ?」

それは当時の彼氏からのハガキだった
「私が東京を行くのを理由に
 別れたんだっけ・・・懐かしいなぁ」

私は何となくハガキを見る

「えっ?」

私はハガキを見るなり
家を飛び出していた

だってそこには
「10年後の今日
 いつもの場所で待ってる」
 って書いてあったから

10年経ってるんだもん
待ってるはずなんてない
冷静な私はそう思ってる
けれど 期待している私もいた

「ほうら。やっぱりいない。」

目の前に立ちはだかるのは
いつも彼と待ち合わせをしていた
大きな木だけ

いるわけないじゃん

第一 時間の指定だって
書いてなかったし
ひとりごとで気持ちを
落ち着けようとしている

そんなに期待してたのかな

まだどこかで彼のことを思ってる
私がいるのかもしれない

踵を返した後 私は自分の目を疑った

「久しぶり」

そういって微笑む彼は
何も変わってなどいなかった

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というわけで今夜の物語「過去と未来と」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、ユウリ・ハルカさんの脚本でお送りしました。はい、なんかこんなステキなことが現実にあるんだろうか?っていうぐらい、私の中ではキラキラした感じだったんですけど、そう、なんかこう、過去から未来にって、こんなにこう時間って言うのかな、繋がってるんだーとか思って、なんかとってもステキだなーって思いました。十年ぶりに誰かに会うとかって、なかなかないですよねー。ってかまずあの、10年間実家に帰らないっていうことが、私の中であまり想像ができなくて、私も実家から離れている組なので、なんだかんだで毎年帰ってるなーと思ったから、この人はなんかスゴク強いなーと思ってみたり。えとこう、10年後会った人って、すぐわかるもんなんですかねー。よく10年ぶりに同窓会を、とかっていうのがありますけど、私、中学校の時の人たちと会ったときに、「あいつだれ?」って言われた組だったので(笑)ちょっと切ない思い出だったんですけど、けど、それだけこう変わってたんだなっていうのが思い出にあるので、こんなにすぐにわかるっていうのすごいステキだなーって思って。はい。ね、なんかこう、こんなこと私にもあったらなぁ、ってちょっと思いました。えと、今あることが、きっと10年後の未来にもちゃんと繋がってるんだなっていうのが、こう力強く私の中に入ってきたので、あったかい物語でした。
というわけで、番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年06月30日

地球と月のかけら 2007年06月30日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


みなさんこんばんわ。土曜日のこの時間いかがお過ごしですか?木村まどかです。この番組は、夜のひとときに安らぎと癒しをお届けする朗読ドラマ番組です。6月も今日で終わってしまいますね。はい、なんかもう一年の半分が終わってしまうわけなんですが、すごく私の中ではあっという間な感じがして、こう、つい先月あったこととかも、あまりにこう、なんだろ、濃密過ぎて、まだ一ヶ月しかたってないの?っていうぐらいなので、だからあっという間のような気もするんですけど、もう一月とかが遠い昔のような感じもして(笑)なんか、私の中では、速い半年だったなと思います。今週は普段時間の関係で紹介できていなかったお便りを、できるだけたくさんご紹介したいと思います。

それではまず、ハンドルネーム:虹のレシピさんから頂きました。「木村さん、こんばんわ。いつも楽しく聴かせていただいてます。毎週この時間がすごく楽しみなのですが、ゆったりとした雰囲気で朗読を聴いていると、なぜか時々懐かしい気持ちになることがあります。そのたび不思議に思うのですが、きっとこのラジオの雰囲気と、木村さんの優しい声のイタズラですよね?木村さんはこんな経験ありませんか?これからも頑張ってくださいね。応援しています。」はい、ありがとうございます。はぁ、私ちゃんとイタズラ出来てますかね?(笑)ありがとうございます。そうですねぇ、懐かしいに気持ちになること・・・ありますね、私はなんかこう、声とかっていうのとまた違うかも知れないんですけど、音楽とかを聴くと、学生時代に聴いてた音楽とかをなんかどこかで聞いたり、CDとか聴き直したりとかすると、その時代の、その頃にあった事とかを「バーッ」って思い出したりとかするんですけど、ってそういうのと、同じ・・って思っていいのかな?はい。そういうこと、あります、私にも。なんかそういうのって、とても大事にしたいなぁって思ってるので、なんかこのラジオとか聴いて頂いて、そういう気持ちになっていただけるのはすごく有難いです。はいっ。有難うございますっ。

ではでは、続きましてラジオネーム:トモさんから頂きました。「今月の物語の場所が、遊園地でしたが、まどかさんは休日とかに遊びに行くときは、どういうところに遊びに行くことが多いですか?ブログなどを見ていると、お茶を飲みに行くことが多そうな気がしますが、他にもあったらぜひ教えてください。」はい、ありがとうございます。休日ですか。はい、あのブログなど見ていただいているようですが、私ホントに友達とお茶をしに行くことが多くて、えー、なんかまずヒトと会うってのがとっても癒しだなーと思うので、、、あとオイシイものを食べに行く、とかですかね、はい。えー、友達とどんな話するかなぁ?ま、一番は久しぶりに会う子が多いから、あの、最近どうだった?っというところから始まって、後はなんだろうな、オイシイものどこで食べたよ、っていう報告から、あとやっぱり癒しグッズとかの話ですかね。こう、やっぱ若干疲れ気味じゃないですか(笑)みなさん。なので、お互いにこういうので癒されたよー、みたいなのを・・・ですかね。あと、私最近あの・・・アカペラグループとかのコンサートていうか、ライヴみたいなのを見に行ったんですよ。そのCDがあるってこと知らなくって、CDをこないだ偶然見つけたんですよ。だから、コレよかったよー、とかってのを教えたら、友達も聴いてくれて・・・なんて、そんな話とかをしてます(笑)この方は、どんなトコロとかに遊びに行ったりするのかしら。是非是非教えてくださいね。

ペンネーム:ユリカちゃんから頂きました。ありがとうございます。「まどかさん、こんばんわ。毎週ラジオの前で癒されてまーす。質問があります。まどかさんは福島県出身ですよね?福島県民は饅頭天ぷらをおかずにしてご飯を食べると聞いたのですけど、本当ですか?もし本当なら味を教えてください。」はぁぁぁー。え?福島県の人って、饅頭天ぷらってイメージあるんですかね?ありますか?えーっ?あの、、私食べたことないです。こういうものが存在してることすら知らなかったんですけど(笑)、あ、これちょっと福島県民としてはダメですかね。。。へぇ。じゃあ食べたことありますか?チャーリーさん?ないですか?あ、えー。どんな味してるんだろ。ユリカちゃんがどんな味かってことは訊いてるってことは、ユリカちゃんも知らないってことですもんね。へえー、お饅頭を天ぷらで揚げるってことは、甘いってことですね。「今度食べてみてください?」じゃ、今度ごちそうしてください、チャーリーさん。あ、ここに。ここで、是非食べてみたいですね。あ、えっとどなたに言ったらいいのかな?(笑)お願いします。わーい、なんとなくニヤッとされました(笑)叶ったら良いなってことで。じゃあ今度食べられることを楽しみに。ありがとうございます。良い情報を頂きました。というわけで、たくさんのお便り本当にありがとうございました。

番組ではリスナーの皆さんからいろんなお便りを募集しています。毎週お送りしています物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。お待ちしています。

今夜もお別れの時間になりました。はい、なんかちょっと久しぶりの、お便りを紹介する界で、とっても皆さんの意見聞けたのが嬉しかったです。でなんか、私が知らないこととかもたくさんあるので、どんどんそういった情報も教えてください。お願いします。はい、今週はリスナーの皆さんからのお便りをご紹介しましたが、次回、また新しいテーマと場所の物語をお届けします。次回からお送りする物語のテーマはコチラ・・・「ハガキ」。そして場所はコチラ・・・「田舎」です。はい、どうしてこのテーマにしたか、ということは、あのですね、この番組公式ホームページがありますので検索してみてください。そちらのほうに載っていますのでよろしくおねがいいたします。あと、マリンエンタテインメントさんのホームページからもリンクがありますので、そちらからも飛べるようになっております。ぜひぜひ見てください。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。


2007年06月23日

地球と月のかけら 2007年06月23日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


みなさんこんばんわ。土曜日のこの時間いかがお過ごしですか?木村まどかです。この番組は、夜のひとときに安らぎと癒しをお届けする朗読ドラマ番組です。そして今回は番組にステキなゲストがいらっしゃってます。早速ご紹介しましょう。松岡由貴さんです。

みなさんこんばんわ。松岡由貴です(笑)
ようこそおいでくださいましたぁ〜。前回は一緒に朗読参加していただいて、ホントありがとうございますぅ。
どうでしたかぁ?
いやー、緊張しましたねぇ
なんでやねん!(笑)なんで〜?だって読む前からね、まどちゃんすごいね、バクバクしててね、アワアワしててね、相変わらずのアワアワっぷりが(笑)。でもホントねぇ、うまくなったねーっ
あ、ホントですかぁ!?うれしいです、ありがとうございますっ
うん、すごい上手になったなって思いながら聴いてました。はい。
はい、ってなわけで今回は松岡さんと一緒に、ゆっくりとお話していきたいと思いますので、宜しくおねがいしまーすぅ。
おねがいしまーす

えっとですね、実はこの番組、初めてのゲストさんなんですよ、由貴さん。
うそっ!マジで?第一号なの?あらっ、あらまっ。
そうなんですよー
それは光栄ですっ
それもあって、緊張してたんですよぉ
あ、そうなんだ
そうなんですよ、あの由貴さんが緊張、とかじゃなくて、むしろあたし由貴さんは大好きだから、その点では全然緊張してなくて、なんか一緒に朗読できる出来るっていうのも、すごく楽しみで、、、
私のウサギはどうでしたかw
わぁもうなんか、イメージよりもはるかに良かったってか、すごいステキで。
ホーント?(笑)「どうしよあたしウサギだ」っと思って。
ウサギが男の子だったじゃないですか、「ボク」っていう感じの男の子って言うか。それがなんか普段だったらこう、逆転しそうだったから、少女とボクっていう・・・。だからそれがどうなのかなーっと思ってて、楽しみで。
私、少年役すごい珍しいんだよね。あんまりやってない
ですよね〜。
なんで、あの〜すごく珍しく「あ、男の子なんだ」っと思って。で、ほら私ウサギ好きじゃん?だからすごい、わーい。わーーい。みたいな(笑)
そうなんですよね、今日由貴さんカバンがウサギ柄の・・・
いつもいろんなカバン持ってるんだけど、割とウサギが付いてることがおおい。
そうですね。
バッグ、、、ってかポーチとか。
ね、小物系も。。。
も、ウサギついてると。鍵とかね。みんなウサギついてるね。いい歳してなんだよって感じだよね(笑)
そんなことないですっ
でもね、なんかウサギが好きなので(笑)
ピッタリ。今日の今回のやつもすごいピッタリで、こうなんかワァっと夢の国みたいな感じに誘導してくださる雰囲気とか。
ホント?小汚い感じのウサギに見えた?(笑)
ほら、小汚いのは、見た目だけなので(笑)
そうそう(笑)あ、ちょっと薄汚れた感のある感じかなと思って
はい。この番組はですね、毎回テーマと場所にちなんだ朗読をお届けしているんですが、で、今月は「雨」と「遊園地」にまつわる物語だったんですが、由貴さんは遊園地とかって、どっか好きだったりとかしますか?イメージで
遊園地自体は好きなんだけど、乗り物がみんな恐いのよ。いつからだろ?いつからあんなに恐いと思うようになったんだろ。ちっちゃい時は大好きで、ジェットコースターみたいなのもすごい好きだったはずなのに、あるときから苦手になったよねぇ。
へぇ、なんかジェットコースターとかすごい好きなイメージがあったので。
うん、結構おこちゃまみたいなのしか乗れない(笑)
それ、絶対萌えポイントですよっ(笑)
んなこたない(笑)そんなことないよ、なんかあれもこれもっとかって乗りたいなって、雰囲気はすごいすきなのねぇ。だけど、どーも速かったりとかピューって落ちるやつとかね、こわいの
なるほど、じゃぁ割とゆっくり回ってみたりとかっていうのを楽しめるようなトコロのほうがいい感じですか。
速く回るのでも、あの唯一コレだけ乗れるのが、あのブランコみたいなのがグルングルン回るやつあるじゃん。あれは乗れるな。
あれは恐くないんですか?
あれは恐くない。あれはちょっとハイジの気分になれる(笑)
あーー、すごいなんか解りますねー。
「おじーさーん」とか言いながら。一緒に行く人災難だよね、おじいちゃんてよばれちゃう、私に(笑)
あたしだったら、「何だい、由貴?」っ言っちゃいますけどね(笑)
そんな気持ちで乗れますけど。
へぇ、なるほどー。じゃあもうひとつのテーマの「雨」っていうのは、なんか思い出とかってありますか?
あたしね、大阪にいる頃、すっごい雨女だったの。やたら、ロケとか、絶対この日は雨が振っちゃダメなパターンの日ってあるじゃない?キャンプとか。ああいう時とかになると、雨どころか台風呼んだりするの。
えーー。
ホントなの。すごい確率で台風が来るの。だから雨だから、「あぁもうキャンプ、中でどうにかしないとね」みたいな、で済まないの。「撤収してくださーい」みたいな。パトロール来ちゃうみたいな。
え、じゃすごい、ある意味思い出ですよね、強く残る感じで。
なんかだから、ウチの事務所に入った最初の頃の特技に「雨を呼べます」って書いてある
ホントですね、ホントそれは、、、あ、でも今日はまだ雨は降ってないですけど
うん、っていうか東京に来てからすごい晴れ女に変わっちゃって、「雨女」としてのプライドが許せない。くやしくって。
すごいですね、それ。逆に?え、じゃあ逆にこう、大阪に戻ると
雨が降るの(笑)
ちゃんとそれは健在なんですねー
割とイベントとかになると、雨が多いかも
由貴さん自身は雨は好きなんですか?
割と好き。うん。ホント一番すきなのは雨上がりで、雨が降った後のちょっと曇った感じとかが一番好き、あの道路がぬれた感じ、みんな洗われてキレイになって、ながされて。そんなときにね、なんかね、ちょっとお散歩したくなったりすんの。普段絶対したくないのに、一人で歩くの大嫌いなのに、雨上がりの時だけ、プラッとどこかに行きたくなるの。
いいですよね、あの、雨上がりの匂いとかも
スキスキ。
スキですよねー。はーい、というわけでこの時間は松岡由貴さんと一緒にお届けいたしましたー。
はいっ。


今夜もお別れのお時間になりました。今週もゲストに松岡由貴さんをお迎えしてお送りいたしました。えーと、由貴さん、2週連続してどーでしたでしょうかっ
すごい。まどちゃんの番組に出させて頂いて、すごいうれしかったです(笑)
こちらこそ、ホントにうれしかったですー
このタイトルに合うように、こう、割としっとり目に二人でしゃべって、みんな感じだったんですけど、みんな癒されたかなっ、大丈夫かなっ。
私は由貴さんに確実に癒されましたー
あ、ホント(笑)はい、楽しかったです、ありがとうございますっ
ありがとうございますっ。あと由貴さん、告知などありましたら。
えと、新番組が、えーもうすぐ始まります。「ななついろドロップス」という番組に出演するので是非見てくださいっ
はい、由貴さん、ホントに2週にわたって、ありがとうございました。
ありがとうございましたー
それではそろそろお時間です。来週も物語のかけらを探しに行きましょう。お相手は木村まどか。そしてゲストは・・・
松岡由貴でしたっ。

2007年06月16日

地球と月のかけら 2007年06月16日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「雨」。
物語の場所は「遊園地」です。
第3話。

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【メモリアル・パレード】

パレードが行く
雨の遊園地の中を パレードが
私のまわりには だれもいない
みんな雨を避けて 屋根の下に隠れてしまった
でも私だけは気にせずに ひとり見続ける
なぜなら そのパレードは 私にとって
特別なものだから

と そのとき 突然横から

「こんにちわ」

「え?なに?」

いきなり変なものが現れ 声をかけてきた
そう それは 着ぐるみのウサギ
それもかなり古ぼけたデザインの
こんなウサギ この遊園地にいたっけ?
覚えてないけど そういえばいた気もする

「さびしそうだね、どしたの?」

「どうしたの?って・・・
 いいの?マスコットが話しかけちゃったりして」

「大丈夫、だってほら、誰も見てないし」

白い雨のカーテンが
私たちを覆い隠していた
確かにこれなら 誰からも見えない

「一人で来たの?」

「うん。」

「なにか考え事?」

「うん。」

不思議な雰囲気だった
まるで霧の国に迷い込んでしまったような
私は自然と口を開き始めていた

「あのね、お父さんが」

「お父さんって、君の?」

「うん。お父さん、私のこと
 ずっとひとりで育ててくれたの。
 そのお父さんが・・・・
 今度再婚することになって。」

「うん」

「私ね、昔、よくこの遊園地に来てた。
 お父さんと、それから、お母さんと。
 ちょうどこの場所から、仲良く3人で
 パレード見てて。」

「懐かしくなって、今日は来たの?」

「ううん。そうじゃない。その・・・
 整理つけなきゃ、って思って。」

「整理って・・・気持ちの?」

「うん。ここに来れば、思い切れるかなって」

「そう。」

私の複雑な気持ちが
わかったのか わかってないのか
雨の中でウサギの耳がピコピコ揺れる

「ねぇ、お父さんのこと好き?」

「え、どして?」

「いいから。好き?」

「・・・うん。」

「じゃあ、新しいお母さんのことは?」

「別にスキじゃないけど、、、
 でも良さそうな人だなって思った」

「うまくやっていけそう?」

「たぶん。 やってかないといけないし。
 はじめはぎこちないかも知れないけど」

「そう・・・。」

ウサギの赤い目が
ちょっとだけキラキラした
少しうれしそうに
それでいてどこか悲しそうに

「ならボクは、そろそろ消えないとね」

「え?行くの?」

「うん。だって、このままいるわけにはいかないから」
 君なら平気。もうボクがいなくても」


「あ!」

ウサギはひとつピョンと跳ね
水たまりの上に着地する
不思議なことに 水は全然撥ねなかった 

「それじゃあ」

「あ、待って!」

「さよなら。」

ウサギは振り向かずに行ってしまった
スキップするように軽やかに
パレードの一番後ろにくっつき
そして水煙の向こうへと
くたびれた色の背中は
やがて完全に消えてしまう
思い出のパレードは
ウサギと一緒に去って行った
はるか遠く 私の胸の奥へと

ゆっくり空を見上げる

「あ、雨が・・・」

長いことずっと降り続けていた雨が
少しずつ上がり始めていた
見たことのない星空が
向こうから見え始めている

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というわけで今夜の物語「メモリアル・パレード」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、アーケードゲーム「idolm@ster」の脚本を手掛けられている坂本正吾さんの脚本でお送りしました。はい、しかもですね、今回は事務所の先輩の松岡由貴さんと一緒に、それにそれに、初めて二人で朗読をいたしました〜。はい、なんか、緊張もしたんですけど、とっても楽しかったです。はい、由貴さんはですね、次回登場いたしまーす。
番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。次回は、今回朗読に出演して頂きました松岡由貴さんと一緒に、ゆっくりお話をしながらお送りします。お楽しみに。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年06月09日

地球と月のかけら 2007年06月09日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「雨」。
物語の場所は「遊園地」です。
第2話。

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【二人だけの観覧車】

「今日はホント楽しかったよねぇ」

ビルから漏れる明かりの群れが夜空を照らす
地上数十メートルにある二人だけの観覧車
ゴンドラの中で響き渡る彼女の声は
本当に幸せそうだった

ボクは前々から思っていたんだ。
遊園地の観覧車はこうあるべきだと。
つまり どういうことかっていうとね、
まず必要以上に巨大だっていうこと。
観覧車といえば遊園地のランドマークなんだから
大きいに越したことはないでしょ。
で、その上、他のヒトとは相席じゃないって
いうのが重要なんだよね。
ここの観覧車、いつもは人気で他の家族連れ
とかとの相席になることが多いんだけど、
今日は雨。乗る人は疎らで、
隣のゴンドラにも人影はなかった。
ホント 神様ありがとう
感謝感謝!!

今日は久々ののデートだったんだ。
近所のデパートで買いものをした後、
「ちょっと、乗ってかない?」と
観覧車に誘っただけなんだけどね。

「ねぇ、一人でなにニヤついてるの?」

彼女が僕の顔を覗き込む。
訝しげな顔の彼女。
うーん、 ナイス!
ロングのストレートっていう髪型で
覗き込まれるというのは
最高だということがわかった。
ちょっと幸せ〜

でも それを彼女に悟られるのは嫌なので
ボクは無言で向かい側のホテルに灯りに
目をやった
すると、彼女もボクのすぐ横で外を眺めだした
肩が肩が触れ合う 
いいもんだね!

ここでハッと我に返った
しまった 忘れてた!
今 観覧車は頂上を越え
時計で言うと2時のところまで来ている
それで、その・・・何を忘れていたのかというと

やっぱ・・・デートの最後には
キ・・・スぐらいしたいでしょ。。。
でもだれもいない状況なんて滅多にない
他人がいるところでキスなんて
あぁ、とんでもない!
多分この観覧車降りたら
駅に行って別れるだけだから
二人きりのチャンスなんて今しかない
ヤバい、6時のところに着くまでに
早く決めないとっ!

・・・なんて考えているうちにもう3時っ
彼女のほうを見ないようにしながら
彼女の肩に手を回す
なんか、手が震えてきた。
頑張れ、オレ。
気付くと4時っ。。。
急げ!あれ?でもどうやるんだっけ?
彼女は窓の外に目を向けたままだし
こっちを向いて。。。でも声が出ないっ!
(ノドがカラカラだよーっ!)

いや、コトバなんか要らないじゃないかぁ
ちょっと強引でもこの際関係ないっ
でも・・・できないよ、、、
5時だよーっ・・・orz
もうこれじゃ 外から良く見えちゃうーっ!?
それはちょっと嫌だ 
いや そんなこと言ってる場合じゃない
12時前のシンデレラ気分??
いやそれもどーだっていい
6時になったら終わりだよ
ちょっとだけ・・・ちょっとだけ踏み出せば
良いだけじゃないかぁ!

すると突然 彼女がボクのほうを見た
「ん?」
不思議がっている
でもこれはチャンスだ
ここだ ここしかない
肩に力が入る でも 次の瞬間

「おかえりなさーい、お疲れ様でした!」

無情にも係員がドアを開ける
シンデレラの魔法は 解けてしまった
ボクは駅についても まだもぬけの殻だった
「いいんだぁ、もう」
ふて腐れてしまっていた

ああいう場合 手馴れた人は
きっと気軽にキスしちゃうんだろうな と思った
情けなく思えてきた
そんなボクに切符を買った彼女が近づいてきた
なんだか顔が見え辛かった
でも 彼女は笑顔で言った

「楽しかったよっ、それじゃぁバイバイ!」

そして立ち去り際に ボクにキスをした

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というわけで今夜の物語「二人だけの観覧車」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、番組の構成作家のチャーリーさんの脚本でお送りしました。はい、こちらはもう必死でした、、、この男の子も、私も(笑)、んな感じで。ねぇ、そう。なんか男の子ってこんなにいろんなことを、事前にというかその場とかでも、考えてるもんなんですか?(笑)おっきく頷いてる!そうそうなんかね、ちょっとさっき聞いたら、チャーリーさんだったらこういうふうに考えるんじゃないか、っていうかなり、なんかこう、迫っている感じでしたよ、本人に。なんか、だから「わぁ、そうなんだ、そうなんだ」と思って、、、男の子って大変なんですね、案外。女の子は多分ボーっとしてる感じなので、ああこんな必死なのか、と思ったら、ちょっとカワイイなって思ったりして、そう、「ああ頑張ってることに応えなきゃいけないんだな、女子も」って思って、そうね。女子の皆さん、気をつけましょうね、はい(笑)
番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年06月02日

地球と月のかけら 2007年06月02日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「雨」。
物語の場所は「遊園地」です。
第1話。

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【例えば雨が】

「ねぇねぇ、早く早く!」

私はケイイチの腕を引っ張った

「ちょっ、待てよっ」

困ったような顔をして
ケイイチは私を見る
今日は久々のデート
なんだか楽しい
遊園地なんて何年振りだろう

「昔はよくヒーローショーとか
 見に来たのになぁ。」

まだ私が小さかった頃
親に手を引かれ連れて来られた遊園地
あの頃は まさかここに
好きな人と来るなんて思いもしなかった

あの頃と違った視点でこの場所を見てる
不思議

「次は何乗ろっか?」

嬉々として言う私に 
ケイイチは真面目な顔をする
どうしたんだろ

「どうしたの?」

「なんか、雲行き怪しくないか?」

言われて空を見上げれば
さっきまで晴れていた空は
嘘のように曇り空 

「ホントだ・・・」

私の呟きを合図にしたように
突然雨が降り出した

「うわぁ・・・ありえねぇ」

「ホント・・・ついてない。
 ・・・せっかくのデートなのにぃ」

私たちは慌てて
屋根のある方へと走り出す

「うわぁ。屋内スペースまでが遠すぎるぅ」

「ほら、そんなチンタラ走ってたら
 もっと濡れるぞっ」

そういってケイイチは私の手を引っ張った

「うん。」

どうしてだろう おかしいな
普段なら手を繋ぐなんて
当たり前のことなのに
なんだかドキドキしちゃう

「どうした?走るの速すぎる?」

息を切らしながら問うケイイチに 私は

「ううん。」

と 小さく答える事しかできなかった

私たちはひたすら走る
雨音と私たちの足音だけが
何度も繰り返し聞こえる

なのになのに
私のドキドキまで聞こえちゃいそう

「あ。」

「あれ?止んでる・・・ね。」

「なんだよ、
 あんなに一生懸命走ったのに」

私は何となく 少し遠い空を見上げた
観覧車の向こう側に 虹がきれいに
かかってる
突然の手のぬくもりと 夕立の後の虹
うんっ 雨も悪くないかもしれない

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というわけで今夜の物語「例えば雨が」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、ドラマCD「プリンセスプリンセス」のシナリオを手掛けられていますユウリ・ハルカさんの脚本でお送りしました。はい、あの第一回目っていうんですかね、なんか、こんな感じでやりたいです、っていうのの、なんかそういう感じで卒業っぽいテーマで、書いてくださった方ですよね?はい、なんかあのときの柔かい感じとはまた違って、もう甘酸っぱい(笑)。もう、キュンキュンしちゃいますね、あ、「キュンキュン」って死語かな、大丈夫かな(笑)そう、今回のマリヤちゃんとケイイチ君っていうのが、17歳って言う設定だったんですけど、もうなんか「あ、こういうの歳を重ねても忘れちゃいけないね」って、さっきチャーリーさんと話をしていて、「私にはそんなキュンキュンした気持ちなかったです」って言いながらやってたんですけど。はい。あ、そうそうコレ、もうひとつポイントが頭のほうにあって、覚えていらっしゃいますでしょうか。「ちょっ、待てよっ」って(笑)。コレ読んだときに、もしかしてこれ、キムタクを意識してやったほうがいいのかな?それがポイントかな?と思って、自分の中で「ふわぁぁぁ」って思ったんですけど、あ、あたしはあのキムタクさんの真似をしているホリさんを真似ようと思って、やってみたんですけど、どうだったですかね?チャーリーさん苦笑いだ(笑)。あの、もし録っていらっしゃる方なんかいたら、もう一回確かめてみて「あ、ちょっと違うな」とか「そんな感じだったよ」っていうのとかね、そういうのでもメールとか頂けたら嬉しいなと思います。そうこうやってね、ちょっとずつ作家さんのほうでも、私のハードルを上げに来ているので、頑張って立ち向かって行きたいと思います、はい(笑)
番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年05月26日

地球と月のかけら 2007年05月26日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「和菓子」。
物語の場所は「学校」です。
第3話。

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【秘密のティータイム】

「はい、治療完了。もう怪我しないでね」

ほんのすこしだけ頬を染めて
ペコリと挨拶する生徒
その彼を笑顔で見送り
私は治療日誌にペンを走らせる

6時間目の授業が始まり
聞こえて来るのは
ピアノの心地よい音と
校庭からのホイッスルだけ

休み時間は
今の静けさが嘘のように騒がしいけれど
生徒の元気な声は
保健医のわたしにとって
なにより嬉しいこと

なのに 男子校のせいかな
擦り傷 切り傷は 当たり前 
時には
見事な青あざを作ってやってくる生徒までいて
息をつく間もないくらい

同僚の先生方が
「みどり先生に治療してもらいたくて
 生徒はワザと怪我してるんですよ」
なんて 笑えない冗談を言うけれど
私は どんなに小さな傷も作らないで
みんなには元気でいて欲しいなって
だから本当は
私がヒマなことが一番なんだけれど

「あら 派手に擦りむいたわね。
 ちょっとだけ沁みるわよ。 
 ああ、コラ。男の子なんだから
 少しぐらい我慢なさいっ

 はい、治療完了。よく我慢したわね」

いつものように笑顔を浮かべたけれど
その生徒は席を立たずに俯いている
私に何か言いたいのだけれど
言葉が上手く出てこないという顔で
ピンと来た私は 席を立った

「ちょっとだけ授業サボってお茶しよっか」

驚いて顔を上げた彼に
私はイタズラっぽくウィンクした

怪我や病気だけじゃなく
心のケアも 私の大事な役目

だから私は 暖かいお茶と優しい味の豆大福を
彼に差し出した

「みんなには内緒だよ?
 君とわたしだけの秘密。」

微笑む私に 彼も微笑み
それから ポツリポツリと
悩みごとを打ち明けてくれる

彼の悩みは勉強のこと
それから 好きな女の子について

私もそういうことで悩んだ時期があったなぁ
なんて思いながら
彼を元気付けるように微笑んだ

「大丈夫。今は辛くても諦めないで。
 努力が必ず報われる日が来るよ。
 想像通りじゃなくても、違う形で必ず。
 私も応援してるね。」

晴れやかな笑顔で去っていく彼を
私も笑顔で見送った
私の言葉が 彼の心に
どう響いたかはわからないけれど
私の願いはただひとつ

どうかみんなが いつまでも健康で
笑っていられますように

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というわけで今夜の物語「秘密のティータイム」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、「好きなものは好きだからしょうがない!!」を手掛けられていらっしゃる沢城利穂さんの脚本でお送りしました。はい、二度目の登場ですね。前回とはまた違った感じで、オトナの女性を描いてらっしゃてて、えーなんか、こんな保健医の方って、私は見たことがなかったので、ちょっと「ドキッ」って感じで、実際いらっしゃるんですかね?男子校とかにいたら、やっぱりドキドキしちゃいますよね。そう、私とかは、学生時代にいた保健医の先生とかっていうのは割と、「頼れるお母さんタイプ」のオバさまだったので、そう本当に自分のお母さんみたいな感じで、よっぽど具合悪いときに行くと、「もう、大丈夫、大丈夫!」とか言われながら。励ましてくれる感じのお母さんだったので、そうこんなお菓子とかはね、出てこなかったんですけど、すごいホッと安心できるような、ねぇ。やっぱ「癒し」ですよね、保健の先生とかって。なので、いろんな先生が、きっといらっしゃるんじゃないかと。ね、和菓子で、こういうテーマっていうか、こういう状況が出てくると思わなかったので、なんかドキドキな感じでした。私個人的には、はい。
ってな感じで、「和菓子」と「学校」にまつわる物語は今週でおしまいです。次回から、また新しいテーマと場所の物語をお届けいたします。次回からお送りいたします物語のテーマはコチラ・・・「雨」です。そして場所はコチラ・・・「遊園地」です。はい、このテーマを選んだ理由とかは、えっとホームページのほうに載っておりますので、是非是非見ていただきたいなと思っております。はい、というわけで、次回からはじまります「雨」と「遊園地」にまつわる物語をどうぞお楽しみに。
番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。kakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年05月19日

地球と月のかけら 2007年05月19日

星の瞬きと 月の煌きから生まれた物語
さぁ今夜も 物語のかけらを探しに行こう

木村まどか「地球と月のかけら」


今月のテーマは「和菓子」。
物語の場所は「学校」です。
第2話。

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【世界中の誰よりも】

君はどうして その場所を選んだのだろう
そこにいなければ 
悲劇のヒロインになることもなかったのに
ごめんなさい 今日僕は
君を奪いに行きます

「タカノリ、今日は行くだろ?」 

放課後 帰り支度をしていた僕は
友達のシンヤに呼び止められた
特にやることもなかったので
シンヤにつきあうことにした僕

「よし、お前が来てくれるなら
 今日は行けるかもな」

シンヤに連れられて
僕は一階にある購買部にやってきた
この学校における購買部は
生徒にとって特別な場所

全寮制のうちの学校では
平日の無断外出は許されない
食事は決められた時間に摂らないといけないし
消灯は零時
そんな日常で そこは唯一
外の世界を感じることが出来る場所だった

「ああ、いたいた。
 ほらタカノリ、あの子だよ。この前言ってた」

シンヤが指を差すその先には
アルバイトらしき一人の女の子がいた
オレンジ色の制服を着た彼女は
テキパキと忙しそうに働いている
今は和菓子コーナーの商品を並べているみたいだ

「いいよなぁ、あの清楚な感じ。
 そしてそれを覆い隠すような長い髪。最高だよ〜」

シンヤは僕の隣で勝手に興奮している
でも シンヤが興奮するのも無理はない
このあと起こる出来事を考えると
否が上にもアドレナリンが分泌される
事実 僕も湧き上がる興奮を抑えるのに 必死だった
でも 心を落ち着かせないと 敗北は目に見えている

一年の頃なら 浮き足立って 何もできなかっただろう
でも僕らは今年3年生になった
女の子に見とれて ここで終わるわけにはいかない

店を覆うブラインドの隙間から
僕は例のものを探した

あった メロン胡麻大福

それは購買部の中で 人気ナンバーワンの和菓子だった
メロンと餡子が口の中で出会い アクセントの胡麻を交えて
絶妙なコラボレーションを見せる
メロン胡麻大福は この学校に通う生徒なら
誰もが憧れる存在だった

でも それを手に入れるのは
このあと始まる戦いを制さないといけない

全校生徒550人に対して メロン胡麻大福の数は10
放課後の購買部に殺到するのは 生徒の半分だとしても
恐ろしいほどの倍率を勝ち抜かないといけない
それはまさに戦争だった

入り口から和菓子コーナーまでの距離と進入角度から
最短ルートを計算する

「さっすが数学の天才だな。 よし、タカノリ
 オレは右から回り込んで奴らを止めるから
 お前はそのスキに雑誌コーナーの隙間を抜けろ」

回転時間を間近にして
さっきまで女の子にうつつを抜かしていたシンヤから
笑顔が消える
そして戦地へ赴く男の顔になったとき
全校生徒のあこがれの存在をめぐって
戦いの幕が上がる

「目標!メロン胡麻大福二個!深く、潜行せよ!」

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というわけで今夜の物語「世界中の誰よりも」をお届けしました。あらためまして皆さんこんばんわ。木村まどかです。この番組で朗読する物語は、決められたテーマと場所を元に、毎回違う作家さんの手で生み出されます。ちなみに今回の物語は、番組の構成作家で、他には「アシタヘストライク!」の作家などを担当されていたチャーリーさんの脚本でお送りしました。はい、またまた登場のチャーリーさんです。またまたドキドキしてましたが。ていうか今回のやつは、なんかこう、正直なところ、「一生懸命バカをやる男の子たち」(笑)みたいな印象を受けて、なんかこう、女子にはない男の子ならではのノリっていう感じがあったんですけど、こういうのホントに現実にあるんですか?あ、そうなんですね。やっぱりこう、男性だからこそ書けるお話って感じですよね。そう、なんか女子にはないものだから。この必死さは。そう、なんかすごい、女子から見ると結構この学生時代とかって、女の子のほうがマセてたりするじゃないですか。その幼い感じがとっても可愛いし、なんかすごい、あ、一生懸命生きてるなっていう感じがして、私の中ではとっても、なんか、「良いな」って感じがしたので、ハイ。ね、なんか楽しかったです。ハイ。

番組ではリスナーの皆さんからのお便りを大募集します。物語の感想から私に聞いてみたいことまでなんでもお待ちしています。ハガキのあて先は郵便番号105−8002 文化放送「木村まどか 地球と月のかけら」まで。メールアドレスはkakera@joqr.net。kakera@joqr.net。KAKERA@joqr.netです。それではそろそろお時間です。次回も物語のかけらを探しに行きましょう。

お相手は木村まどかでした。

2007年05月12日